私だけの守り神

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。このブログは、2020年から書籍とリンクしてスタートさせる、youtube「神社探究Tube」の素材ブログです。このブログを発展させ、「神社探究Tube」では、さらに詳しくお伝えしていきます。2020年4月スタート予定。

龍女を天狗は大好きです!  龍の都へ

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。

龍も天狗も想像上の生き物です。どれだけキャラが際立っていても、本物というか生きている姿を見た人はいません。

 

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でも、そのキャラがどちらも強烈なので、インパクトが残り、すぐ姿を思い浮かべれる、そんな生き物です。

 

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でも、この2つの想像上の生き物を、人のシンボルとして考えた場合、その際立ったキャラが役立ちます。つまり、

 

龍のような人&天狗のような人 

 

龍のようにしなやかで相手を操る人&天狗のように鼻高々の自慢屋で我が道を行く人

 

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こんな感じですね。ちなみに、この2つの生き物は、実は天敵同士なのです。

例えば、讃岐(現在の香川県)の満濃池比叡山を舞台にした話が今昔物語に載っています。

 

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満濃池にいた龍が蛇に姿を変えて休んでいると、それを見た天狗が龍(蛇)をさらい、比叡山へと連れ去った話です。

 

最後は、延暦寺の閼伽水を使い、蛇から龍に戻り、天狗をやっつけるというストーリーですが、この二つの生き物の関係を後世に残したお話ですね。

 

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天狗は龍が好きですが、両者、エネルギーの取り合いの関係です(笑)そして、

 

この関係は、人の象徴の関係にも当てはまります。つまり、龍人の象徴と天狗の象徴の関係です。

 

龍女の場合、天狗の象徴の人に好かれます。だから、いろいろと問題が起きるのです。

 

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どんな問題?それは後日のお楽しみです。

 

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鼻が折れた天狗 その鼻は・・・。 龍の都へ

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。

天狗といえば、人気のキャラクターです。一番イメージしやすいし、そのデザインも一定していると思います。

 

長い鼻に、団扇を持ち、高下駄を履いて、千里眼を持ち、羽を使って自由自在に飛び回る・・・そんなイメージ(デザイン)です。

 

それぞれのパーツには意味がありますが、ここではその長い鼻について書こうと思います。なぜなら、その長い鼻が龍蛇に関係するからです。

 

さて、豪雪のある日、天狗が写真のようになったというニュースがネットに出ていました。場所は、あの天狗で名高い鞍馬です。

 

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まさに、リアル天狗の鼻が折られる!状態(笑)よく見てください。鼻がないと、こんな無様な顔になっちゃいます(笑)

 

それくらい、天狗にとって長い鼻はシンボルなのです。ほらっ、長い鼻があると

 

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別人です(笑)

なんとなく目つきまで、変わり、凛々しい感じです。つまり、

 

長い鼻は天狗にとって、とても重要な身体的パーツなのです。

 

さて、その長い鼻はいったい何を表しているのでしょうか。私は、それは龍蛇を表していると考えています。

赤い鼻は、まさに赤い龍なのです。

 

ちなみに、天狗と龍は、実は仇同士です。そして、天狗の象徴とされる人と龍神の象徴とされる人も、仇とまでは言いませんが、エネルギーを取る、取られるの関係でもあります。

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ちなみに、先ほどの鼻が折れた天狗がおられた鞍馬ですが、龍(大蛇)がいて退治された場所として知られます。

 

つまり、天狗と龍の関係が、隠されているわけです。続きは、また後日。

 

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湯立ての始まり 出雲の龍蛇神  伊多太の森

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。

京都の洛北の地は、古代、出雲族の聖地でした。

 

雲ケ畑、雲母坂、白雲村・・・雲が付く地名は、出雲の雲を表していると思います。

 

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特に、伊多太大社と呼ばれる出雲の守護神が祀られた伊多太の森は、聖地中の聖地で、泉が湧く水の聖地、そして龍が祀られる森なのです。

 

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伊多太から転訛した湯立ては、湯立神事のことです。煮えたぎるお湯を使った神事です。

 

この付近には、龍が現れた伝承が多くあり、近年、龍神さまが現れたという民家もあります。

 

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龍神さまが現れるとは、大地の水を産む力の凄さを表し、現地に行けばわかりますが、豊富な水が、山から湧き出ている・・そんな感じです。

 

伊多太の森は、まさに絶景ビューで、神山、愛宕山、氷室山、醍醐山、粟田山方面が望め、この場所で、出雲の人々が神事をするのにふさわしい場所なのです。

 

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ちなみに、なんと京都タワーも見えますよ!

 

この出雲の人々が、祀っていたのが龍蛇神。いわゆるセグロウミヘビですが、この海蛇にも、龍の痕跡が感じ取れます。

 

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京都洛北の地は、もちろん海とは無縁です。そういった場所で、故郷の地である出雲の神、龍蛇神を想い、水の神として龍蛇神を祀る神事を行っていたのでしょう。

 

伊多太の森にある伊多太大社跡(伊多太大社は、現在は近くの崇道神社へ)から、西の方を眺めると、遠くに出雲の地を感じられ、龍蛇神のご神威を体感できるのです。

 

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美しい龍女の顔  龍の都へ

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。

見目麗しいという言葉が、龍女の女性を表現するといわれています。

 

美人≒龍女、いえいえそんな短絡的なことではありません。

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相手を一瞬にして呑みこむ妖艶さとでもいいましょうか。そういう美しさです。

 

一瞬にして呑みこむという言葉から、なんとなく蛇の丸呑みがイメージされます。まさに蛇の呑みこみ≒龍女の呑みこみ(笑)

 

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そういう龍女の象徴である女性は、どういう顔をされているかを少し考えてみました。

 

考えるベースにしたのは、あのダルマ大師が提案した動物の顔による観相学です。それによると、

 

代表的な龍女の顔は、卵型の蛇顔です。現代では、卵型の蛇顔は、いわゆるヘビ顔男子やヘビ顔女子という言葉に表されるように、

 

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イケメンや美人の顔の特徴を持っている顔なのです。

 

また、もちろん竜顔も龍女の顔を表す顔の型です。竜(龍)のように面長で、頬が張り、目つきが鋭いという感じでしょうか。

 

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龍女の女性は、芸能人でいえば、壇蜜さんや藤あやこさん、小柳ルミ子さんなどがあげられます。壇蜜さんは、典型的な蛇顔、小柳ルミ子さんは、竜顔ですね。そして小柳ルミ子さんは、まさに白蛇です(笑)

 

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顔は、その人の象徴(私が提案している五つの象徴:龍人・弁天・天狗・狐女・武士)を一番よく表している身体的部位です。

 

遊び心を持って、観察すると面白いかもしれません。

 

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中華龍現る! 龍の都へ

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。

インドのヒンズー教や仏教に登場する蛇神ナーガへの信仰は、やがて中国で龍神信仰を生み出します。

 

龍神信仰は、想像上の生き物である龍に対する信仰で、ナーガへの信仰と同じく、天気に関わる信仰でした。

 

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中国では、龍は水中や地中に棲み、その鳴き声により、雷や嵐、竜巻を呼び起こし、天空を自由自在に飛び回るとされました。

 

中国が起源の干支の動物の中に、唯一、龍(辰)がいるのも、その霊力を畏怖するからだと思います。

 

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ちなみに、龍には竜という簡単な表記と龍という難しい表記がありますが、

 

竜は、亀が立つと書きますから大地に関わるカタチ

龍は、月に立つと書きますから天空に関わるカタチ

 

と私は考えています。もちろん、諸説ありです。

 

龍の字の成り立ちを見ると、なんとなく虫っぽいですし、まさにいろいろな動物(角は鹿、頭はラクダ、耳は牛、うなじは蛇、鱗は魚、爪は鷹、掌は虎・・・)が組み合わされて誕生したんだなと思います。

 

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中国の龍は、遣隋使や遣唐使などの日中交流によって、日本へと入ってきました。但し、龍のカタチがどのように日本で作られていったかは、これまた諸説ありです。

 

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現在、日本で龍というと、どうしても中国の龍のカタチ(禅宗寺院の龍など)がイメージされますが、そのイメージだけでは、日本の龍は理解できないと私は思います。

 

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かぐや姫 魅了する龍女の姿 龍の都へ

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。

以前のブログにも書きましたが、あの竹取物語の主人公かぐや姫、私が提案する龍の娘、龍女の代表的なシンボルです。

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龍の身体を表す竹から生まれ、龍が天空へ昇った先にある月へ帰る、これが龍女である証明です。

 

その長い髪は、かぐや姫(龍女)の霊力を表します。髪は、人の身体の中で一番成長が早い身体の部位です。

 

つまり、髪の毛に人のエネルギーが表されるわけです。

 

実際、現在でも龍人の象徴、龍女と呼ばれる女性は、髪の毛が長い方が多いです。

 

そして、身体の動きにも特徴があります。上の画像の姿は典型的で、くねっとした曲線美がポイントなのです。

 

くねっとした曲線美、なんとなく似てますね(笑)

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そして、この想像上の生き物にも・・・。

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くねくねした曲線美は、龍蛇および龍女の特徴です。くねくねすることで、相手を幻惑し、誘惑するわけです。

 

ちょっと古いですが、いわゆるマリリン・モンローのモンローウォークは、その曲線美を醸し出す典型的動きですね。

 

さて、話を、かぐや姫に戻します。竹取物語では、かぐや姫は多くの男性を虜にします。そして、男性たちは、魂を奪われ、かぐや姫に尽くします。

 

しかし

 

その努力は報われません。報われないどころか、命まで失う男性も出てくるのです。

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まさに、龍女の、かぐや姫的恐怖なのです。かぐや姫の話は、まだまだ続きます。お楽しみに。

 

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玉を操るお姫さま 龍の都へ

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。

このブログのテーマの一つは、次の言葉です。

 

女性は皆、龍女だった!

 

これまでの記事では、どちらかというと、龍女のネガティブな面を強調してきましたが、もちろんいい面もあります。

 

過去記事で、龍宮城の乙姫について書きましたが、その乙姫こそ、ポジティブな龍女です。もちろん、それは一時的なことなのですが・・・。

 

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昔話の乙姫は、海の龍のお姫様です。神話の世界でいうと、トヨタマヒメやタマヨリヒメになります。

 

トヨタマヒメ豊玉姫と書き、あの海幸彦・山幸彦の神話に登場する海の女神です。神話では、山幸彦に嫁ぎます。つまり、皇室の祖先の女神さまです。

 

タマヨリヒメ?玉依姫と書き、これはどちらかというと、固有名詞というより、玉に依りつく女性つまり古代の巫女さんです。でも、代表的なのは

 

トヨタマヒメの妹で、神武天皇のお母さまである玉依姫ですね。やはり皇室の祖先の女神さまです。

 

お二人とも、海の女神ですから、龍の女神、龍女の神さまのイメージといえます。

 

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このお二人からイメージできるのは、相手にエネルギーを与えるポジティブな一面です。そして、そのエネルギーが、玉と呼ばれるものです。

 

龍は玉を持っています。その玉は、相手から奪った玉もありますが、相手に与える玉もあると私は考えます。

 

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玉を自由自在に操る、それは、龍女の特徴である相手を自由自在に操ることに通じているかもしれません。

 

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