龍の都 京都

山河襟帯の地、京都に残る古代を感じる景観(古代景観)にスポットを当て、神社の秘密、龍(オロチ)への信仰、龍(オロチ)を鎮める龍女について、京都の神社プロガイドが書いていきます。

京都の素晴らしい神社

京都の神社でおすすめは?と質問されると、答えに詰まる時が多いです。 なぜなら、はぼすべておすすめだからです。 そして、大社には大社の、小社には小社の良さがあるからです。でも、敢えてというなら、古いお社がおすすめです。 建てられた年代が古いとい…

火の龍(おろち) 龍の都へ

京都は、神社仏閣に倒木などの被害があって、拝観停止になって場所が多かったですが、徐々に拝観が再開されているようです。まさに風神大暴れの惨状です。 今日、ガイドツアー(日本旅行主催)で、伏見稲荷大社をご案内しましたが、各所で倒木の被害が出てい…

ことたまとモノガタリ 龍の都へ

言霊という言葉があります。言霊とは、言葉に霊(魂)が宿ること、あるいは霊(魂)が宿った言葉のことです。 言葉(ことば)と霊、魂(たましい)で、 ことば(ことのは)のたま(たましい)で、 ことたま、つまり言霊です。(濁音のことだまではなく、こと…

双龍の都へ 描かれた龍の姿

災害が多発した為、京都も観光地の人出が減ってきています。特に、関空の被害による海外の訪日外国人の減少は、著しいです。 樹木も、その根の張り方で倒れる樹木と倒れない樹木に分かれますから、観光もしっかりと根を張ってほしいと私は考えます。 さて、…

国家の安寧を祈る 龍の都へ

台風に地震、災害が続いています。京都も倒木が多く、山間の神社仏閣ばかりでなく、街なかの神社仏閣も被害を受け、拝観中止となっています。写真は、京都五山第二位の相国寺。樹木が散乱(9月5日時点) 自然の神(カミ)が、神仏のいる神社仏閣を破壊する…

大地が揺れる 龍の都へ

最近の天変地異は、なにか連続している感じがします。 台風が異常な進路をとり(それは、科学的には高気圧の影響ですが・・)近畿地方を通り過ぎて(神戸、つまり神の戸を押し開き)、北海道へ向かった・・・きっと繋がりがあるのではと感じます。 続発する…

暴れる風神 龍の都へ

暴風台風が過ぎ去りました。まさに風神さま大暴れといった状況です。風神さまといえば、雷神さまとセットでよく知られています。なんか、風神雷神図屏風の彼ら、楽しそうですね。 ちなみに、この風神さま、風を支配する神で、シナツヒコノカミ(志那都比古神…

雷神さまに追われながら龍の聖地へ 

9月2日(日)は講演とツアーでした。まずは、ツアーレポートから。 午後から、京都市営地下鉄鞍馬口駅に集合し、まず今回のツアーコンセプトとコースの説明です。 今回のツアーコンセプトは、『龍脈を辿る』で、コースは、鞍馬口駅から小川通界隈の神社仏…

水の聖地で語る 龍の都へ

京都には有名な神社から知る人ぞ知る神社まで多くの神社があります。知る人ぞ知る神社こそ、なかなかの名社なのです。 今日ご紹介するのは、私が拠点として活動させて頂いている京都市上京区の菅原院天満宮神社。菅原道真公が生まれ、幼少時に過ごされた菅原…

鎮めるヒメたち  龍の都へ

葵祭の斎王代(昔は斎王)も伊勢神宮の斎宮も、古代の巫女の象徴です。神々に仕える聖なる女性だからです。 聖なる女性には、水が似合います。水の細やかな霊力で、禊をするわけです。つまり、女性と水は深い繋がりがあることを表しています。 そもそも人は…

陰から陽が生まれる地 龍の都へ

鴨川デルタは、観光名所として有名です。鴨川大橋から北を観ると、絶景で、雄大さを感じます。右が高野川、左が賀茂川です。そして正面が糺ノ森。 こういったデルタ、つまり三角州は、全国にも数多くあり、意外とその付近に神社が建っていることが多いです。…

面白いガイドさんたち 龍の都へ

神社をガイドしていると、奇妙なガイドさんに時々出会います。例えば、風が吹くのは神さまが喜んでるからですよ〜って根拠は全くない意見を言うガイドさん。 神社は風が通る場所に建てられたのです。 古事記や日本書紀によると・・という壮大なファンタジー…

水の神と蛇の神がおられる場所へ 龍の都へ

一昨日の日曜日はツアーで、京都の大原&八瀬を1日ご案内しました。 大原の穴場の神社をご案内し、夏の暑さをしのげる名瀑、音無しの滝へ。京都市内は37度近くだったそうですが、さすが大原、川からの涼風で、若干涼しかったです。 涼しいという字は、さ…

なぜ神社はそこにあるのか? 龍の都へ

神社の立地を考える場合、その立地条件には興味深い一つの共通項があります。それは、自然の共通条件です。一番よく知られているのが、 背山臨水 山を背に、川(水の流れ)に臨むという場所です。それは、まさに山の神様と水の神様がおられる場所を表します…

女性の象徴へつながる土偶 龍の都へ

JOMON(縄文)の続きです。 JOMON(縄文)時代をテーマにした展覧会やテレビ番組に登場した土偶。豊穣への祈りと大地の象徴です。 こういった土偶は、見た目のとうり、人を表します。そして、人でも女性を表すのです。 古代から、女性は何かに見立てられた象…

JOMONへのタイムスリップ 龍の都へ

東京の国立博物館で、「縄文」をテーマにした特別展をやっています。 そして、それに関連してNHKの歴史秘話ヒストリアで縄文時代をテーマにした内容で放送がありました。 最近は、縄文ブームだそうで、特別展も大盛況だそうです。NHKの歴史秘話ヒストリアも…

かめまるも大喜び! 龍の都へ

鉄が採れるパワースポットの続きです。京都で鉄(砂鉄)が採れた場所、それは花背と亀岡です。今回のブログでは、亀岡にスポットを当てて書いていきます。 亀岡?意外と知られていない都市ですが、実はこの亀岡、京都よりずっと歴史が古いんです。ですから、…

鉄が採れるパワースポット 龍の都へ

このブログのタイトルである『龍の都 京都』。その龍(おろち)の痕跡を探るうえで、日本の古代氏族、出雲族(出雲の人々)の動きはとても大切だと思っています。 彼らの動きは、神社の立地にもとても影響を与えています。特に京都では、その影響が多いので…

上賀茂の特別なカミナリ様 龍の都へ

京都の神社でどこが好きかと尋ねられたら、上賀茂神社は外せないと思います。その理由は、 水の流れを体感できるということ。水の流れから水神さまを感じることが出来ます。 そして その川に架かる結界のような橋の存在。多くの橋がある上賀茂神社は、その渡…

絶景!神さんぽ 龍の都へ

2年半前に、フジテレビのバイキングという番組の「小藪の神さんぽ」という神社を巡るコーナー(約30分)に出演させて頂きました。 「神さんぽ」というネーミング、神々がおられる場所を散歩するという意味と 神々と共に散歩するという意味の 二つの意味を…

出雲がつなげる神と人の縁 龍の都へ

人と人の縁というのは、不思議なものです。結ばれたり切れたりを繰り返し変化していきます。あるいは、ずーっと続く縁もあったり、全く縁がなかったり・・・様々です。 それは、まさに神のみぞ知るということで、縁結びのご利益が生まれ、縁結びの神社が人気…

龍(おろち)の景色 龍の都へ

最近は、景色や絶景のブログ記事が多いですが、実はそれには意味があります。 それは、その景色や絶景を作り上げたある痕跡(大地の記憶)と龍(おろち)に深い関係があると確信したからです。そして、その風景は、龍蛇を信仰する、ある有名な古代の氏族とも…

上賀茂神社の空間美 龍の都へ

現在は、上賀茂神社といえば、下鴨神社と合わせて、下上の賀茂社の一社として知られています。つまり、一組の神社です。 しかし、別々の神奈備山(神山と御陰山)があったり、別々の神事(御阿礼神事と御陰祭)があったりと 二つのお社は、元は別々な社であ…

雷神から龍神へ 賀茂の神  龍の都へ

京都の下鴨神社、上賀茂神社つまり賀茂社には、平安時代の初期に起こった薬子の変という乱が影響したといわれます。 薬子の変?くすこのへんと読みます。 ちょっと歴史のお話を・・・なるべく簡単に。 桓武天皇の後、平城上皇(兄)と嵯峨天皇(弟)の間で起…

かんなびな景色 川から山へ 龍の都へ

古代、神社には建物がなく、川で禊をし、山を眺め拝んでいました。そういう川を神奈備川、そういう山を神奈備山と呼ばれました。神奈備とは、かんなびと読み、「神のほとり」という意味です。 神奈備山という言葉はよく知られていますが、神奈備川という言葉…

五つの山に火の霊力 龍の都へ

京都では、8月16日の夜、五山送り火が行われます。「大」「妙法」「舟形」「左大」「鳥居形」の五つが、それぞれの山に灯されます。 「大文字」 (大文字山(如意ヶ嶽。20時00分点火)「松ヶ崎妙法」(西山と東山。20時05分点火)「舟形万灯籠」(船山。20…

出雲のチカラ 出雲の絶景 龍の都へ 

出雲という言葉には惹かれる人が多いと思います。それは、縁結びの出雲大社があるからという単純な理由の人もいるかもしれません。 出雲大社は、もちろん幕末まで出雲大社と呼ばれていたのではなく、杵築大社と呼ばれていたなんて知る人も少なくなっています…

心地よい心が揺らぐ体験 龍の都へ

日本の空間や景色の特徴の一つに、移動することで変わっていく空間や景色の心地よさがあると私は思います。 鳥居で一礼し、橋で川を渡り、楼門が現れ、さらにその先へ進む、そして拝殿や本殿が見えてくる、その過程で、空間や景色が変わり、心身は引き締まっ…

借景の庭に古代を眺める  龍の都へ

古代(昔)と今の眺望についての大きな違いは、建物の数と高さだと思います。 京都は、景観条例により高さ規制がされていて、他の都市(百万都市)に比べ、比較的高さが低いですが、それでも古代の景観とは、全く異なります。 人は、視線が遮られると、思考…

埋もれた神々の痕跡  龍の都へ

京都は平安遷都後の輝かしい歴史が強烈なため、平安遷都以前のことがあまり語られないし、世間一般的にも興味がもたれないのが現状です。 つまり、隠されたというより、埋没した歴史が、平安遷都以前の歴史なのです。 それは、記紀神話の成立前後と似ていま…