恐ろしい龍の山を仰ぎ見る 貴船神社
こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。
貴船神社といえば、平安京の水源として水の神さまがおられる地の神社として、古代から信仰された神社です
貴船は、氣が生まれる嶺、氣生嶺とも表記され、まさに氣が生まれそうな雰囲気の場所でもあります。
特に、水の神さまが龍神として信仰され、奥宮の本殿下には龍穴があるといわれています。
奥宮の背後には、三角錐の山があります。あまり知られていませんが、この山こそ水源の山であり、古代に信仰されていたかもしれない霊山なのです。
その山の名前は、おとろし山。おとろしい、おそろしい山という意味です。なんか怖そうですね(笑)
私は、その山こそ貴船の霊山であり、龍だと思います。奥宮は、その方向を向いていますし、参道の要所要所から、その山は仰ぎ見れます。
本当に綺麗な山で、雲がかかるとこれまた幻想的なのです。
貴船は、和泉式部などを始め、多くの女性が訪れた場所です。女性は、皆龍女だったという私の仮説から考えると、当然です。
龍女と龍の邂逅、そして龍神への信仰の発生・・・水の聖地で作られていったモノガタリなのです。
1度ぜひ貴船で、この山を仰ぎ見てください。何かをきっと感じられるはずです。
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