出雲に現れし光り輝く龍蛇 龍の都へ
こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。
「龍蛇神」という神さまをご存知ですか?「龍」と「蛇」で「龍蛇神」です。読み方は、りゅうだしん、あるいは、りゅうじゃしんです。
この「龍蛇神」への信仰で、誰でも知っているとても有名な神社があります。あの出雲大社(いずもおおやしろ)です。出雲大社では、この「龍蛇神」が神のお使い、神そのものとして、とても崇敬されています。
では、その正体は?龍と蛇が合体した生き物?という疑問がわくと思います。なんとなくイメージできそうで、イメージできない、そんな感じですよね(笑)
実は、その正体は、はるか南方から海流に乗ってやってくるセグロウミヘビなんです。
えっ?海蛇が龍蛇?と思われるかもしれませんが、古代の人々は、夜、真っ暗な夜の海を、月明かりで光り輝くこの海蛇に、神々の姿を感じたのでした。
この龍蛇神は、ある意味、龍と蛇を結びつける存在だと私は考えています。龍なのか?蛇なのか?ということよりも、蛇から龍へと変化する存在だと思うからです。
海中で光輝くと書きましたが、この光輝くというのは重要なことで、なんとなく輝夜姫(かぐやひめ)、夜に輝く姫を連想させる感じが私はします。
そして、海中から現れるということで、龍宮城の乙姫も連想させます。
龍蛇と龍女、この不思議な関係は、またブログに書いていきます。
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