癒される?でも怖いのが弁天様 龍の都へ
こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。
弁天様は、七福神唯一の女性の神さま(正確には仏さま)です。他の男の神さま(仏さま)たちと一緒に、宝船に乗っているシーンは、有名ですよね。
男の中にお一人ということで、人気抜群という感じですが、私はいわゆる癒しの象徴だと思っています。六人の神々(仏)を船の長旅の中で、癒す存在です。
ちなみに弁天さまが祀られているのは、お寺のような神社のような場所が多く、お寺なのに鳥居がある、鳥居があるのにお経が掲示してあるという具合に、まさに神仏習合の地なのです。
弁天さまの神さまバージョンは、イチキシマヒメノミコトという女神さまで、北九州の宗像大社の女神さまです。この宗像大社の女神さまというのは、宗像三女神と呼ばれる姉妹の神々としても知られています。
さて、その弁天さまですが、龍というか蛇ととても関係があります。それも白蛇、白蛇弁財天の白蛇です。だから
蛇が進化し大蛇となって竜、龍となっていったというプロセスから考えるならば、
弁天さまという象徴は、龍女と、とても関係があります。まさに
蛇つながりなのです。でも、弁天さまは、良妻賢母の象徴でもあります。ですから、そのあたりが、様々な点で龍女とは少し異なります。
まあ、いわば龍女のいい面が進化し、悪いことに対して怖い面も伴ったと考えるといいかもしれません。
弁天さまの象徴には、まだまだいろいろな秘密があります。それは、後日ゆっくりと。
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