華やかな葵祭が向かう先 龍の都へ
こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。
下鴨神社、上賀茂神社の祭礼である葵祭、都大路を平安装束をまとった人々が、行列をなして京都御所から下鴨神社、そして上賀茂神社へを歩く平安絵巻として知られています。(毎年5月15日に行われます)
実は葵祭は、その前後に多くの神事があり、この歩く平安絵巻は「路頭の儀」と呼ばれる儀式を再現したもので、
天皇のお使いである勅使が、幣帛を神社に届けるという儀式を再現したものなのです。
この歩く平安絵巻である葵祭は、その華やかさから、沿道には多くの人々がつめかけ、見られる祭として発展し、現在でも多くの人々が訪れる日本を代表する祭りなのです。
この華やかさは、華やかだからこそ神が喜ぶという考えから始まったとされ、
その神こそが、下鴨・上賀茂神社の神々、特に上賀茂神社の神さま
かもわけいかずちのかみ と読みます。
賀茂の特別な雷の神という意味で、若い特別な雷神さまのことです。雷神といえば、俵屋宗達の風神雷神図屏風の雷神を思い浮かべる人も多いと思いますが
この賀茂別雷神は龍神さまなんです。それも若い、力強い、生き生きとした龍神さまです。
上賀茂神社には、本殿の東側に新宮神社というお社があります。月に2回(1日・15日)しか開かないお社です。
そのお社で龍をモチーフにした御朱印が頂けます。なかなかのお勧めの御朱印で、龍が描かれています。その龍こそ
賀茂別雷神 なのです。
京の都は、龍の都 龍の都へ