私だけの守り神

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。このブログは、2020年から書籍とリンクしてスタートさせる、youtube「神社探究Tube」の素材ブログです。このブログを発展させ、「神社探究Tube」では、さらに詳しくお伝えしていきます。2020年4月スタート予定。

湯立ての始まり 出雲の龍蛇神  伊多太の森

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。

京都の洛北の地は、古代、出雲族の聖地でした。

 

雲ケ畑、雲母坂、白雲村・・・雲が付く地名は、出雲の雲を表していると思います。

 

f:id:kaminavikyoto:20180521092914j:plain

特に、伊多太大社と呼ばれる出雲の守護神が祀られた伊多太の森は、聖地中の聖地で、泉が湧く水の聖地、そして龍が祀られる森なのです。

 

f:id:kaminavikyoto:20180521092948j:plain

伊多太から転訛した湯立ては、湯立神事のことです。煮えたぎるお湯を使った神事です。

 

この付近には、龍が現れた伝承が多くあり、近年、龍神さまが現れたという民家もあります。

 

f:id:kaminavikyoto:20180507082748p:plain

龍神さまが現れるとは、大地の水を産む力の凄さを表し、現地に行けばわかりますが、豊富な水が、山から湧き出ている・・そんな感じです。

 

伊多太の森は、まさに絶景ビューで、神山、愛宕山、氷室山、醍醐山、粟田山方面が望め、この場所で、出雲の人々が神事をするのにふさわしい場所なのです。

 

f:id:kaminavikyoto:20180521093107j:plain

ちなみに、なんと京都タワーも見えますよ!

 

この出雲の人々が、祀っていたのが龍蛇神。いわゆるセグロウミヘビですが、この海蛇にも、龍の痕跡が感じ取れます。

 

f:id:kaminavikyoto:20180507082914j:plain

京都洛北の地は、もちろん海とは無縁です。そういった場所で、故郷の地である出雲の神、龍蛇神を想い、水の神として龍蛇神を祀る神事を行っていたのでしょう。

 

伊多太の森にある伊多太大社跡(伊多太大社は、現在は近くの崇道神社へ)から、西の方を眺めると、遠くに出雲の地を感じられ、龍蛇神のご神威を体感できるのです。

 

f:id:kaminavikyoto:20180521093207j:plain

神社を巡る京都ツアー 龍の都へ

kaminavi-kyoto.jp