龍だらけのお社で、かぐや姫に逢う 龍の都へ
こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。
伏見稲荷大社といえば、狐が神のお使いとして有名です。その神のお使いの神は、もちろん稲荷の神さまですが、なかでも龍神さまは、その中心の神でもあります。
稲荷山では、お塚という石の宗教施設に龍王という名前が書かれていることが多いですが、稲荷山山麓には、もっと龍を意識させる場所があります。それが
伏見神寶神社(ふしみかんだからじんじゃ)
神宝神社とも簡単に表記されます。
ちょうど千本鳥居を通り、奥社奉拝所を抜け、値上がりの松の場所で、右へ上がると、竹林の中に、そのお社はあります。
このお社の本殿の前には、阿吽の狛犬ならぬ狛龍、そして、本殿左奥には、龍神の龍頭大神を祀る龍頭社があり、まさに龍尽しなのです。(狛龍は撮影禁止)
さて、この神寶神社ですが、実はかぐや姫の伝承の痕跡があります。かぐや姫といえば、龍の娘龍女の象徴であり、竹取物語の主人公です。
多くの男性を虜にし、そのエネルギーを奪った女性として、人々の記憶に残り、口伝えに伝えられた女性なのです。
ちなみに、神寶神社の周りは竹林地帯で、竹はその形から龍の身体を表す植物であると私は考えています。だから、かぐや姫は竹から生まれたわけです。まさに、龍の娘、龍女です。
この神寶神社には、かぐや姫の絵馬もあります。
どことなく、哀愁漂う絵馬にも見えますが・・。
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