百夜通いたくなる女性 龍の都へ
女性は、皆、龍女だった!このブログでの考え方の一つです。
龍女は、龍の娘であり、龍蛇神に関係する女性の象徴です。
龍蛇神に仕えていた古代の巫女がその原型なのです。ちなみに、龍蛇神といえば、
出雲の龍蛇神が、よく知られていますね。
その龍女は歴史に何人も登場しますが、例えば、平安時代で紹介してみましょう。
今回は、世界三大美女の一人と言われた歌人小野小町。あのエジプトのクレオパトラ、中国の楊貴妃と並ぶ美女と言われています。というか
美女の代名詞ですね。
ちなみに龍女だから美女、美女だから龍女というわけではありません。
小野小町は、平安時代の美女の条件を表した女性として絵巻物に描かれますが、
私が龍女だと思うのは、彼女の恋の駆け引きです。そこが龍女的だと思うからです。それは
百夜通い(ももよがよい)
簡単に言うと、夜に百回(実際は九十九回)、彼女に魅かれ、彼女に言われて、彼女のもとに通ってきた 男性のお話です。その男性の名前は、深草少将という人物です。
「私のもとに百夜通ったら、あなたのものになりましょう、でも会いもしませんし、声もかけてはいけません」
深草少将は、百日目の夜、雪の中で倒れ亡くなります。まさに、龍女の魅惑におぼれ、命を失った例ですね、うーん可哀そうに。
龍女の魅力と怖さが後世に伝説として残ったお話の一つです。
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