龍(おろち)が現れる神社 龍の都へ
立砂。京都では、上賀茂神社の立砂がよく知られています。よく知られていますが、これが何を表すかは、あまり知られていません。
もちろん
比べてみると、立砂が、この神々が降臨された山を表すことがわかります。
ネットや書籍には、神々が降臨する依り代として紹介され、カモタケツネミノミコト、カモタマヨリヒメが降臨される依り代(目印)とし
左には松葉が三本、右には二本、立砂の先端部にささっています。これは陰陽道の影響だそうです。
さて、それはともかく、私が問題にしたいのは、立砂の立という読み方です。
たてすなだから、たてと読むと何もわかりません。でも、立をたつと読むと繋がります。
「たつ」は神さまの出現を意味しているのですが、
たつ≒辰(草木の整った状態)≒竜、そして龍(たつ)。
ですから、立砂は、まさにとぐろを巻く龍(おろち)の姿だと私は思います。そして、それが、円錐形の山に見立てられたのです。
神山(こうやま)は、まさに、お(尾根)ろ(~の)ち(霊力)であり、特別な雷である別雷神(わけいかずち)とされる雷雲が雨を降らせ、水を生み出す龍(おろち)なのです。
京都には、こうした龍(おろち)と神社が絶妙に配置されているのです。
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