私だけの守り神

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。このブログは、2020年から書籍とリンクしてスタートさせる、youtube「神社探究Tube」の素材ブログです。このブログを発展させ、「神社探究Tube」では、さらに詳しくお伝えしていきます。2020年4月スタート予定。

災禍を鎮める特別な神々 龍の都へ

祇園祭はすでに始まっています。来週以降、メインの行事が進み、前祭は16日宵山、17日山鉾巡行というスケジュールです。

 

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今年は、地震やら風水害やらで、祭りムードという感じはあまりしませんが、この祇園祭、そもそも災害を防ぎ、疫病が流行しないようにという祈りをこめた祭礼です。

 

祇園祭を行う八坂神社のご祭神は、かつては牛頭天王と呼ばれていた素戔嗚尊スサノオノミコト)。

 

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「スサ」は、すさまじく荒ぶるという意味がありますから、まさに嵐の神でもあります。

 

災厄を防ぐよう祈りを籠める神が、嵐の神というのも矛盾している感じですが、この考え方が、古代の人々の神に対する考え方だったのです。

 

さて、日本の神々には、嵐の神以外に、様々な気候や自然現象の神々がおられます。

 

雷(いかずち)の神、風の神、霧の神・・・。

 

特に雷(いかずち)の神は、記紀神話によると、八雷神(やくさのいかずちのかみ)と呼ばれる多くの神々がいるとされ、多種多彩です。

 

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大雷神・火雷神・黒雷神・折雷神・若雷神・土雷神・鳴雷神・伏雷神

 

そして、京都の場合、特別な雷の神さまがいます。

 

まさに特別な雷神、別雷神(わけいかずちのかみ)。どこにおられるかというと、上賀茂神社におられます。

 

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神山と呼ばれる山に降りられた別雷神。

 

その別雷神こそ、特別な雷神、特別な龍神さまなのです。

 

龍の都へ 京都ツアー

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