八坂 八尺 蛇の神 祇園祭 龍の都へ
祇園祭を執り行う八坂神社は、かつては祇園社、祇園感神院と呼ばれていました。
その八坂神社、八坂という名称にも龍(おろち)の痕跡があります。
この八坂という名称の語源には、諸説があります。八つの坂があるからという超単純説(笑)ヘブライ語説、神宝名称説などさまざまです。
ただ真偽はともかく、八坂(やさか)といえば、私はヤサカトメノミコトという女神を思い浮かべます。
ヤサカトメノミコト(八坂刀売命)?
彼女は、諏訪の女神です。有名なタケミナカタノミコト(諏訪の神)の妻として知られています。写真は諏訪湖。
このヤサカトメノミコトのヤサカは、八尺つまり、身体が長いことを表します。つまり、それは、
蛇(おろち)
諏訪の女神は、おろちの女神であり、龍女の神格化なのです。
京都の八坂神社に話を戻しましょう。
京都の八坂神社の本殿の下には龍穴があり、龍(龍神)がおられるという伝承があります。そして、その龍穴は、同じく龍で有名な神泉苑(二条城の南に位置する)と繋がっているとされます。
その伝承を考えれば、
八坂神社の名称も、おろち(龍)の神社を表し、伝承にぴったり合うと私は思います。
そんな八坂神社の祭礼、祇園祭は、龍(おろち)の祭なのです。
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