私だけの守り神

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。このブログは、2020年から書籍とリンクしてスタートさせる、youtube「神社探究Tube」の素材ブログです。このブログを発展させ、「神社探究Tube」では、さらに詳しくお伝えしていきます。2020年4月スタート予定。

縄で組み、注連縄を切り、竹を滑る  祇園祭  龍の都へ

祇園祭の山鉾は、釘を使わず縄を使い、組み立てられます。

 

この縄にも、龍(おろち)の痕跡が感じられます。縄というのは、蛇を連想させます。

 

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ですから、龍(おろち)の痕跡というより、蛇への信仰を感じられるとでもいいましょうか。

 

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蛇が木に巻きついている、そんな感じです。そして、

 

縄は、しめ縄に使われるように、神々と深い関係があります。

 

もちろんこれは、私の個人的見解ですが・・・。

 

鉾は、山鉾巡行の時、竹を使い方向転換します。いわゆる辻廻しですね。山鉾巡行のハイライトの一つですから、見られた人も多いと思います。

 

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ちなみに竹は龍の身体を表します。

 

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まさに、龍の身体の上を滑り向きを変える、そんなイメージです。

 

祇園祭の山鉾では、長刀鉾の稚児が唯一の生稚児で、神の使いとされています。そして、山鉾巡行の時、この長刀鉾の稚児は 、四条麩屋町に張られた注連縄(しめなわ)を太刀で切ります。

 

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それは、山鉾巡行の始まりであることを観客に知らせると同時に、神域との結界の開放を意味し、その後、山鉾がは進んでいくのです。

 

注連縄を太刀で切るという行為は、なんとなく龍を太刀で退治する、そんな感じを私は受けます。もちろん、その龍は悪い龍だと思います。

 

このように、想像を逞しくして祇園祭を眺めると、龍(おろち・へび)への信仰を感じさせるものに出逢うのです。

 

龍の都へ 京都ツアー

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