私だけの守り神

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。このブログは、2020年から書籍とリンクしてスタートさせる、youtube「神社探究Tube」の素材ブログです。このブログを発展させ、「神社探究Tube」では、さらに詳しくお伝えしていきます。2020年4月スタート予定。

うろこ紋 龍の痕跡 水辺の神事 祇園祭 龍の都へ

祇園祭の主役は、実は山鉾ではありません。山鉾は、露払い。主役は、八坂神社の三基(中御座、東御座、西御座)のお神輿です。

 

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このお神輿は、神幸祭そして還幸祭を通じて氏子区域を巡幸し、神輿渡御と呼ばれます。

 

この神輿渡御にも、龍(おろち)の痕跡が見受けられます。

 

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まず、この御献酒札。三若神輿会の御献酒札には、うろこ紋が描かれています。

 

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うろこ紋、龍のうろこを想像してしまいます。そして、このうろこ紋のカタチが、いわゆる神備山(かんなびやま)つまり、円錐形の神の山のカタチなのも興味深いです。

 

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さて、この三つの神輿のうち、中御座神輿(スサノヲノミコトを祀る)が行く場所として有名なのが、神泉苑です。

 

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この神泉苑で、まさに神仏習合の神事が行われます。神泉苑は、八坂神社の本殿の下にある、龍がおられる池と繋がっているとされる場所でもあります。まさに、龍つながりですね。

 

また、三基の神輿が、別々ではあるが、訪れる場所があります。京都の三条商店街と呼ばれる商店街の中にある又旅社がそれです。

 

この又旅社で、祇園祭還幸祭の前日(7月23日)に、オハケ建てと呼ばれる神事があります。四隅に斎竹を配した緑の芝生に、三本の御幣を立てるもので、

 

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これは、水辺の神事を表しているのです。

 

神事が行われる水辺≒龍(おろち)や蛇に関わる場所ですね。

 

このように、龍(おろち)に関わる痕跡が、いろいろと見つかるのです。

 

龍の都へ 京都ツアー

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