健磐龍神 火の山の龍神来る 龍の都へ
八坂神社といえばスサノオノミコト(幕末までは牛頭天王)が祀られいるお社として知られています。
そのスサノオノミコトより注目していい神が、この八坂神社にはたくさんおられます。
八坂神社の本殿横にある十社。日本の代表的な神々が、整然とお祀りされています。まるで集合住宅のようですが(笑)
その日本の代表的な神々を祀る十社とは、北(向かって右)から順に
多賀社、熊野社、白山社、愛宕社、金峰社、春日社、香取社、諏訪社、松尾社、そして
一番南(向かって左)が阿蘇社
八坂神社に、なぜ阿蘇の神社が?と思われるかもしれませんが、この阿蘇の神社こそ
意外とポイントだと私は思っています。なぜなら、そこで祀られる神々が、
健磐龍神(たけいわたつ の かみ)
そして、そのお妃(阿蘇都比咩命(あそつひめ の みこと))さらに阿蘇氏の先祖の神
健磐龍神(たけいわたつ の かみ)という名前がいいですね。まさに磐の龍神です。
神話の神々は、自然災害をベースに生まれ、そしてそれにふさわしい名前がご神名として付いたとされる有力な説があります。
そして、地震や火山、風水害といった災害は、龍(おろち)と呼ばれ、畏敬されたのでした。
災害と関りあるスサノヲノミコト(牛頭天王)が祀られる八坂神社におられる磐の龍神、健磐龍神。
龍の都 京都に、火山の地から来られた龍神、不思議な組み合わせですが、祀られているのは必然なのです。
ちなみに、健磐龍神は、初代天皇である神武天皇の孫神でもあります。
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