龍の都 京都

山河襟帯の地、京都に残る古代を感じる景観(古代景観)にスポットを当て、神社の秘密、龍(オロチ)への信仰、龍(オロチ)を鎮める龍女について、京都の神社プロガイドが書いていきます。

鈴鹿の静かなる瀬織津姫 祇園祭 龍の都へ

祇園祭後祭で大船鉾、鯉山以外に私が個人的に好きな山鉾があります。それは、

 

鈴鹿

 

ん?なんとなく地味そうって思った人が多いかもしれません。でも、そのご神体を目にすれば、納得されると思います。

 

瀬織津姫(セオリツヒメ)

 

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天照大神のお后ともいわれ、ん?天照大神って女神じゃなかった?

 

天照大神は、天照御魂(アマテルミタマ)と呼ばれる男神として描かれる場合があり

 

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実際、祇園祭では少年のような天照大神(真ん中上)が岩戸山におられます。ですから、ご夫婦というわけです。そして、

 

天照大神との不思議な関係から、瀬織津姫は、天照大神の荒御魂とされ、信仰されてきたのでした。

 

ちなみに、鈴鹿峠の悪鬼を退治した鈴鹿権現と呼ばれる鈴鹿山の瀬織津姫は、平安時代の美人で知られる静御前や勇猛さで知られる巴御前にも例えられます。

 

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私は、この瀬織津姫こそ、龍女(龍の娘、古代の巫女)の原型だと思います。縄文の女神とも呼ばれる瀬織津姫、その本当の姿は、まさに龍女の姿を表していると私は考えています。

 

この瀬織津姫、京都では、この時期、御手洗祭の足つけ神事が行われる下鴨神社の井上社にも祀られています。

 

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さて、現在の祇園祭では、夫である天照大神と妃である瀬織津姫が、それぞれ前祭、後祭に分かれてしまっています。つまり

 

別居?

 

別々に巡行もするわけですから、その心中はいかに?っと思ってしまいます、個人的には。

 

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巡行での凛々しいお姿は、必見です。ぜひ、瀬織津姫の勇姿をご覧ください。

 

龍の都へ 京都ツアー

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