円錐形の山々 龍の都へ
今日のブログは、少し復習です。「山河襟帯(さんがきんたい)」という言葉があるように、京都は三方を山に囲まれています。
一見、同じように見える山々ですが、京都は長年、都があったため、文学作品などに登場する山々が多いのも特徴です。
そして、低くても秀麗な山が多く、山自体が信仰の対象となり、まさに龍(おろち) つまり、尾根(お)の(ろ)霊力(ち)を表す存在なのです。
京都三山(船岡山・吉田山・双ヶ丘)や、比叡山、愛宕山、大文字山といった有名な山々、そして、このブログでも何回もご紹介している神山(こうやま)以外に、私がオススメなのは、衣笠山、粟田山、御影山です。
いずれも、全体として円錐形もしくは、それに近いカタチをしています。そして、眺める場所や角度によって、円錐形に見えるのです。この三山以外にも円錐形に近いカタチの山はあり、そして
京都ほど円錐形のカタチをした神々の山々が多い場所はないと私は思います。
円錐形すなわち大蛇(オロチ)がとぐろを巻くカタチなのです。そこに神々が降臨されたというより、山自体が神々だと古代の人々は感じていたのだと思います。
龍の都へ 京都ツアー