私だけの守り神

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。このブログは、2020年から書籍とリンクしてスタートさせる、youtube「神社探究Tube」の素材ブログです。このブログを発展させ、「神社探究Tube」では、さらに詳しくお伝えしていきます。2020年4月スタート予定。

あまり出会いたくないんですけど  龍の都へ

私がツアーで下鴨神社を案内する時、そのツアーコースによく組み込んでいる場所が、妙音弁財天というお寺のような神社のような場所です。

f:id:kaminavikyoto:20180723233351j:plain

弁財天というのは天部衆に属する仏さまですが、写真のように鳥居があります。でも鳥居の正面に本殿はありません。右に曲がると、本殿?本堂があるのです。

 

f:id:kaminavikyoto:20180725225326j:plain

つまり、ここは神仏習合の地なんです。仏であり神である聖なる存在を祀る、そんな感じです。そして、その神仏のテーマは、水。

f:id:kaminavikyoto:20180723232051j:plain

まさに、二川(賀茂川と高野川)合流地点に位置するに相応しい寺社で、テーマは水なわけです。

水の流れには、水の流れにふさわしい生き物がいて、信仰の対象になります。それが、

 

蛇です。水を這うように進む蛇は、人に何ともいえない恐怖感を与えます。だから、畏敬の存在となったわけです。

 

f:id:kaminavikyoto:20180725223703j:plain

蛇への信仰は、古代の人々の信仰の中で重要な原初的な信仰ですが、水を這うことで龍との繋がりが強まったと私は思っています。

 

水を這う蛇→水を泳ぐ龍

 

ちなみに、この妙音弁財天には、多くの蛇の絵が奉納されています。カラフルな蛇、とぐろを巻く蛇、異国風?の蛇と様々ですが、個人的には

f:id:kaminavikyoto:20180723231627j:plain

白蛇  がお勧めです。

f:id:kaminavikyoto:20180723231707j:plain

白い蛇は、神さまのお使いだといわれます。私は、野生の白い蛇は、見たことがありませんが、蛇だけでもインパクトがあるのに、それが白いともっとインパクトがあります。

 

皆さんはどうですか? 私は、蛇は苦手なので、その白いバージョンだとちょっと怖いですね(笑)できることなら、あまり出会いたくないんですけど・・・。ということで、

 

白い蛇が白い龍へ、龍蛇信仰の始まりです。

 

f:id:kaminavikyoto:20180709234601j:plain

龍の都へ 京都ツアー

kaminavi-kyoto.jp