私だけの守り神

こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。このブログは、2020年から書籍とリンクしてスタートさせる、youtube「神社探究Tube」の素材ブログです。このブログを発展させ、「神社探究Tube」では、さらに詳しくお伝えしていきます。2020年4月スタート予定。

カモが群れるカミのカモ 龍の都へ

鴨川の支流、賀茂川と高野川は、古代から数多く氾濫を起こしました。

 

氾濫によって出来た川の氾濫原には、多くの礫岩が積み重なり、谷あいの湿地は、そういった礫岩で堰き止められたといわれます。

 

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やがて、堰き止められた池の周辺に湿地帯が広がり、弥生時代が始まるくらいには、深泥池のように浮島が現れたとされます。

 

現在、私たちが見ている鴨川及び周辺は、このような自然環境の移り変わりを経て、現在に至っています。

 

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そこに龍神信仰、水神信仰、雷神信仰が生まれ、やがて貴船神社上賀茂神社大田神社、御陰神社、下鴨神社といった神社の建物が出来ていったのでした。

 

この鴨川(賀茂川、高野川)の名前のカモには、様々な語源説があります。

 

川を上流にさかのぼった賀茂族の移動の道筋に関係し、カモ(賀茂)・カミ(神)・カミ(上)から生まれたという有力な説がありますが、

 

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私としては神の使者という水辺の鳥であるカモ(鴨)から生まれた説が有力というか好きですね。

 

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なんといっても古代、川の氾濫で生まれた氾濫原から出来た浮島あたりに群がる鴨(カモ)たちを想像すると、私としてはそれが語源であってほしい気がします。

 

カモに関しては、その表記にもいろいろあります。つまり、鴨、賀茂、加茂。現在は、上流が賀茂(川)で神社も上賀茂神社下流が鴨(川)で神社も下鴨神社ですが、

 

例えば地元の中学は加茂川中学ですし、

 

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街道名は加茂街道ですし

 

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なかなか混沌とした状況です。でもこの混沌としたカモが、龍の都京都にとって実は中心となる場所なのです。

 

龍の都へ 京都ツアー  

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