なぜ神社はそこにあるのか? 龍の都へ
神社の立地を考える場合、その立地条件には興味深い一つの共通項があります。それは、自然の共通条件です。一番よく知られているのが、
背山臨水
山を背に、川(水の流れ)に臨むという場所です。それは、まさに山の神様と水の神様がおられる場所を表します。
そして、その立地している場所の名前も立地条件のポイントです。その場合、その土地の特徴に関連していることが多いです。例えば、
梅宮神社なら、災害で埋められた場所にあるお宮さんっていう感じでしょうか・・。もちろん災害が二度と起こらないようにです。
薬師如来を祀るお寺なら、医薬関連はもちろんですが、それよりも崩れやすい土地を鎮めている感じでしょうか・・。薬師は、やくしですが、くすしとも読め、くずし(崩し)です。
意外と、災害の起こった場所の地名と、神社仏閣の立地には深い関係があるのです。
いわば、先人たちからのメッセージかもしれません。
背山臨水や災害地名以外では、アクセスもポイントとなります。人跡未踏の地は、なんとなくイメージで、聖地っぽく、神々のおられる地という感じですが、多くの人々が祈りを捧げれる場所(アクセス)は重要です。
多くの人々が、簡単にお参りできるということも重要な立地条件です。
下の写真は、私の伏見稲荷ガイドツアー。伏見稲荷は、アクセス抜群(街道沿いで、現在ではJR駅前)の場所に建っています。
ツアーでは観光を超えた内容で、お話します。パワースポットの隠れたパワースポットのコアな場所もお教えします。
龍の都へ 京都ツアー