面白いガイドさんたち 龍の都へ
神社をガイドしていると、奇妙なガイドさんに時々出会います。例えば、風が吹くのは神さまが喜んでるからですよ〜って根拠は全くない意見を言うガイドさん。
神社は風が通る場所に建てられたのです。
古事記や日本書紀によると・・という壮大なファンタジーからだけでの神社の神さまの説明を、あたかも見てきたのように話すガイドさん。
記紀神話も重要ですが、風土記や万葉集にも目を向けるべきかと私は考えます。
また、神々が、人として表されるのも記紀神話の影響ですね。
完全無欠なパワースポット、絶対に開運する場所ですと言い切るガイドさん。
このモノを買うと(例えば指輪をはめる)となんでも叶うという無敵伝説を話すガイドさん。
そして究極は、神さまを降ろしまーすというガイドさん。
まあ、いろいろおられます(笑)。
神社の歴史、文化、民俗学、先人の論文などをしっかり読み、検証すれば、上記のようなガイドさんの矛盾に気が付きます。
テロを起こした某宗教も、始まりは、この矛盾に満ちたテイストでした。
感覚を学びでコントロールし、学びから感覚を身につける、それが肝心だと私は考えます。
京都は、ある意味学問の都です。そして、信仰がある程度、完成された都市です。しっかり知識を得て、実物を見ることがとても大切なことなのです。
龍の都へ 京都ツアー 民俗学テイストで、本物の京都をご案内します。