玉に依りつく姫
こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。
先日、京都のある神社をご案内するツアーがありまして、
そのご案内した神社に祀られている神さまの中に、タマヨリヒメという女神さまのお名前が出てきました。
しかも一度ではなく二度もです。
それは、まさに玉(タマ)に依り(ヨリ)つく姫(ヒメ)のことで、一般名詞であり、
と書きます。わかりやすく言うと、
巫女さんですね。でも、現在の巫女さんのイメージより、
古代の巫女
つまり、占術をしたり、神がかったり、霊感があったりという感じでしょうか。
イメージはそうですが、実は現代にも玉依姫タイプはいると思っています。
玉依姫タイプ?
相手にエネルギーを与え、支えていく!玉には、エネルギーがいっぱい、まさに元気玉ですね。
ちなみに、この玉依姫が向かいあって祀られている神社が、京都にはあります。
さあ、どこでしょう?
それは河合神社。河合神社?と思われる人もいるかもしれません。この神社は、
あの下鴨神社の境内にあり、正確に言うと、河合神社には初代天皇の神武天皇のお母さまの玉依姫、
一方、河合神社前の三井社に、上賀茂神社の賀茂別雷大神の母である玉依姫
か、向かいあって祀られています。
ちなみに、河合神社は、メイクアップしてから奉納する美人祈願の鏡絵馬が有名ですね。
玉依姫(神武天皇のお母さま)は、美人だったということに由来しているのです。
あなたも玉依姫かもしれません、いえ、女性は皆、玉依姫なのです。