龍の都 京都

山河襟帯の地、京都に残る古代を感じる景観(古代景観)にスポットを当て、神社の秘密、龍(オロチ)への信仰、龍(オロチ)を鎮める龍女について、京都の神社プロガイドが書いていきます。

龍(おろち)の景色 龍の都へ

最近は、景色や絶景のブログ記事が多いですが、実はそれには意味があります。

 

それは、その景色や絶景を作り上げたある痕跡(大地の記憶)と龍(おろち)に深い関係があると確信したからです。そして、その風景は、龍蛇を信仰する、ある有名な古代の氏族とも深いつながりがあると感じたからです。


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もちろん、このことは、日本全国でも同じことがいえますが、京都はそれが特にわかりやすい場所だと私は思っています。


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これからは、景色の中に、人々の象徴や災害の記憶そして神々の来歴といった痕跡を見い出し、わかりやすく伝えていこうと思っています。このブログでもガイドツアーでも。

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また念のため再度言いますが、私のガイドツアーは、いわゆる観光テイストではありません。目の前のこと、本やネットに載っていることは、あまり話しません。(もちろん、観光ツアーも素晴らしいと思っていますよ、念のため)

 

それから、スピリチュアルテイストでもありません。風が吹いたら神様が喜んでいるというより、風が吹く場所に人々が神社を建てたという視点でご案内します。


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その景色(絶景)に感動して頂き、なぜ感動するのかということを、正しい知識でお教えします。ちなみに、正しい知識とは、私の場合、民俗学です。


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まずは、この景色から始めていこうと思います。ブログでは、何回か登場している絶景、水や火、川や山に、龍(おろち)つまり神々の姿を見い出せる場所なのです。

 

秋からのツアーご期待ください。

龍の都へ 京都ツアー

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上賀茂神社の空間美 龍の都へ

現在は、上賀茂神社といえば、下鴨神社と合わせて、下上の賀茂社の一社として知られています。つまり、一組の神社です。


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しかし、別々の神奈備山(神山と御陰山)があったり、別々の神事(御阿礼神事と御陰祭)があったりと


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二つのお社は、元は別々な社であった可能性が高いです。とはいえ、そういう歴史的な話はおいといて


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上賀茂神社は、広々とした空間を境内で体感できるお社でもあります。参拝すると、この空間美に癒されます。

 

この空間美は、背後の片岡山や様々な社殿群から生み出されたものだと私は思います。

そして、上賀茂神社神奈備山である神山が境内からも遠望できることもポイントです。


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山を仰ぎ見れる神社、その点が重要なのです。(写真の左奥に見える山が神山)

さて、この上賀茂神社は、賀茂川の河畔に位置しています(現在は少し川から離れていますが)。その賀茂川に架かる御薗橋は、現在大規模改修中ですが、


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大宮の渡しとも呼ばれていた歴史があり、賀茂祭葵祭)の勅使を通す臨時の橋でした。臨時の橋ですから、祭事が終われば取り壊すわけです。

 

実は、この橋付近から眺める景色も、なかなか素晴らしいです。そして、川の流れや遠くに見える山を堪能できる場所なのです。

ちなみに鴨たちがよく泳いでします。 

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龍の都へ 京都ツアー 観光ガイドとは違うふかーいテイストで神社をご案内します。

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雷神から龍神へ 賀茂の神  龍の都へ

京都の下鴨神社上賀茂神社つまり賀茂社には、平安時代の初期に起こった薬子の変という乱が影響したといわれます。

 

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薬子の変?くすこのへんと読みます。

 

ちょっと歴史のお話を・・・なるべく簡単に。

 

桓武天皇の後、平城上皇(兄)と嵯峨天皇(弟)の間で起きた戦いが薬子の変で、藤原薬子は、平城上皇の愛妾で、兄の藤原仲成とともに謀反の罪で討たれたとされます。

 

つまり天皇家の兄弟げんかで、兄(平城)側の兄妹である薬子、仲成が討たれた話。

 

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この変で、弟の嵯峨天皇は賀茂の神に先勝祈願を行い、その結果、勝利したために、さらに賀茂社を信仰したとされます。

 

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これは、伊勢の神を拝んで、壬申の乱に勝利した天武天皇大海人皇子)の行動と同じです。

 

そして、伊勢では斎宮、賀茂では斎王という共通点も生まれています。

 

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賀茂社はこのように、伊勢神宮と並ぶ大社となり、そこで祀られる賀茂の大神つまり賀茂別雷大神は、特別な雷神として崇敬されたのでした。

 

雷神は龍神、まさに龍の都にふさわしい大神として、平安京を守ったと思います。そして、その龍神がいるのが、京都北山と呼ばれる貴船や鞍馬、雲ケ畑や静原、大原など京都の北部、洛北の地だったのです。

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その洛北の地は、賀茂川や高野川の源流がある水を生み出す地でもあったのです。

 

賀茂の神が守る聖なる場所を、龍(おろち)というキーワードで旅してみませんか。

 

龍の都へ 京都ツアー

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かんなびな景色 川から山へ 龍の都へ

古代、神社には建物がなく、川で禊をし、山を眺め拝んでいました。そういう川を神奈備川、そういう山を神奈備山と呼ばれました。神奈備とは、かんなびと読み、「神のほとり」という意味です。

 

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神奈備山という言葉はよく知られていますが、神奈備川という言葉は一般的ではありません。でも

 

「神のほとり」と「川のほとり」という言葉があるように、「ほとり(畔)つながり」ですから、

 

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やはり、川はとても重要なのです。

 

京都の場合、それはとてもはっきりしています。例えば、古代、京都の地に勢力があった賀茂氏(カモ氏)は、

 

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桂川と鴨川の合流点にまず居住し、さらに賀茂川と高野川の合流点から上流を目指し、そして、御手洗川と御物忌川の合流点に到達したとされます。

 

つまり川を遡ることがとても重要なのです。では、なぜ川を遡っていったのかという疑問がわきます。下っていくのではなく遡っていったのかです。

 

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その答えのヒントが、神奈備山、つまり山の存在です。その山が景色の中に見えていたと私は考えます。

 

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実際、京都の南部から京都の北山方面を眺めると、東北に比叡山、西北に愛宕山が眺められ、高原のような丹波山地の山塊が観れます。とても絶景で、南のほうからやってきた古代の人々も、その山を目指していたのが実感できます。(写真は、嵐山から眺める比叡山方面)

 

つまり

 

京都は、その神奈備川と神奈備川の間に社があり、神奈備川の上流に神奈備山がある場所です。そして、その川と山の間に、古代から人々が眺めてきた素晴らしい景色があるのです。

 

そういった素晴らしい景色を眺めてみませんか。

 

龍の都へ 京都ツアー

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五つの山に火の霊力 龍の都へ

京都では、8月16日の夜、五山送り火が行われます。「大」「妙法」「舟形」「左大」「鳥居形」の五つが、それぞれの山に灯されます。

 

「大文字」  (大文字山(如意ヶ嶽。20時00分点火)
「松ヶ崎妙法」(西山と東山。20時05分点火)
「舟形万灯籠」(船山。20時10分点火)
「左大文字」 (左大文字山。20時15分点火)
「鳥居形松明」(曼陀羅山。20時20分点火)

 

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山に火が灯されるというこの五山送り火の行事は、仏教の行事ですが、山と火の関係を考えると、興味深いことが考えられます。

 

火(ひ)は霊(ひ)つまり、霊力を表します。それは、山の霊力を表すのです。

 

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山の霊力は、オ(尾根の尾)ロ(~の)チ(霊力)、つまりオロチです。オロチは大蛇、つまり蛇神を表します。

 

そして、火は、そのオロチからほとばしる血を表すとされます。

 

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山に火を灯すとは、オロチ(山)の血がほとばしっている状態、つまり大いなる生命力があふれ出している、そんな状態です。

 

龍(オロチ)の都、京都の五山に灯される火、それは、民俗学的に捉えると、山(オロチ)のほとばしる生命力を表すと私は考えます。

 

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夏に行われるこの火の行事、火だけでなく五つの山(如意ヶ岳・西山と東山・船山・左大文字山曼荼羅山)を意識して観ると、面白い気付きが生まれると思います。

 

龍の都へ 京都ツアー

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出雲のチカラ 出雲の絶景 龍の都へ 

出雲という言葉には惹かれる人が多いと思います。それは、縁結びの出雲大社があるからという単純な理由の人もいるかもしれません。

 

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出雲大社は、もちろん幕末まで出雲大社と呼ばれていたのではなく、杵築大社と呼ばれていたなんて知る人も少なくなっていますし

 

出雲大社は、いずもたいしゃではなく、いずもおおやしろが正式の読み方ですが、いずもたいしゃと通称名で呼ばれている・・

 

そういうことは、一般的には見過すとして、人々はなぜか出雲という名称に惹かれるのです。

 

製鉄の民、朱の民、かつては日本を統治していた民、出雲神話の民・・とにかく、この出雲、イズモは特別な吸引力があるのです。

 

京都で出雲に関わる地は、絶景が多いと思います。私が好きなのは、これまでこのブログで挙げている次の三つです。

出雲路賀茂川右岸)からの絶景  神山が眺めれます!

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伊多太の森付近(上高野)からの絶景  愛宕山や神山が眺めれます!

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出雲大神宮(亀岡)が山麓にある御影山

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出雲の人々が絶景好きだったかどうかは別として、そこに何かにつながるヒントがあると私は思っています。

平安京を造ったのは桓武天皇ですが、その礎を造ったのは、出雲の人々だと私は考えています。そんな、出雲の人々(出雲族)の痕跡、眺めた絶景を旅してみませんか。

 

龍の都へ 京都ツアー 2名様からご案内します。

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心地よい心が揺らぐ体験 龍の都へ

日本の空間や景色の特徴の一つに、移動することで変わっていく空間や景色の心地よさがあると私は思います。

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鳥居で一礼し、橋で川を渡り、楼門が現れ、さらにその先へ進む、そして拝殿や本殿が見えてくる、その過程で、空間や景色が変わり、心身は引き締まっていく、そして神々の前に立つ、これらの一連の動きが自然に行われる舞台装置が、神社なのです。

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そこで生まれる心地よさは、人を「素の自分」に変えていきます。そして、その「素の自分」こそが、神々の前で出す自分なのです。

 

この心地よさは、空間や景色を感じること、つまり体感することにつながります。

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体感するということは、目で見るだけでなく、耳で聴いたり、風の流れを感じたり、匂いを味わったり、触ってみたりと五感で感じることです。

 

この心地よさや体感と、その場所を知ることで、空間や景色はさらに心地よいものになります。

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私のガイドツアーは、観光ツアーというより、体感ツアーです。この心地よさを大切にしています。

水が流れ、風が吹き、木々が揺らぎ、木漏れ日がきらめく、そんな瞬間を体感して頂きます。雨が降っても、カンカン照りでも、それが体感できる場所へご案内します。

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もちろん、体感だけでなく、その空間と景色を知る知識とともに・・。

 

龍の都へ 京都ツアー 私と一緒に心地よさを味わいませんか?

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