蛇(ヘビ)男現る 龍の都へ
こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。
ヘビ顔男子はイケ面男子のことだ!と前回の記事で書きましたが、
それは現代のことでしょう、昔は蛇のような男は悪い奴に決まってますよというご意見が多いのも事実です(笑)つまり、蛇男≒悪い男。確かに民話や昔話ではそうですね。
だから、退治される。「蟹と蛙の恩返し」はまさにそれです。
でも、これが神話となるとちょっと違うんです。そう、神々にもなんと蛇男がいたんです。
有名なのが、まず奈良の三輪山の神さま。いわゆる大物主さまと呼ばれる神さまです。大物主、オオモノヌシ、いかにも大物っていう感じですね。
その神さまが、人間の女性と結ばれたんですが、その正体はなんと蛇しかも小さな蛇だったという話です。正体がばれて、神さまは山へと帰っていかれたのでした。
まさに蛇男です。それも小さな蛇っていうのが可愛らしいですが・・。
京都にも蛇男かもっていう神さまが登場します。それは、下鴨神社でのお話です。なんでも玉依姫という姫神さまが、川で流れてきた丹塗り矢を拾ったところ、その矢が男の人となり、やがてお子様が生まれたという丹塗り矢伝説です。
この矢が、実は蛇を表し、その男の人こそが神さまなのです。
というように、蛇男の神々は、ひっとしてイケ面だったのかもしれません。いや、きっとイケ面だったに違いありません(笑)
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