イケメンと交わる美女 龍の都へ
こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。
中国の天地創造の神々として有名なのが、伏羲(ふくぎ)と女媧(じょか)です。
※中国の古代神話や伝説に現れる男女一対の神々である。上半身は人間、下半身は蛇であり、女神はコンパス、男神は曲がりを手にもち、尾をからませている。人類の始祖、天地創造の主などと理解されている。(奈良天理博物館所蔵 説明版から抜粋)
この二神は、人面蛇体の兄妹(夫婦)で、よく見ると、下半身は蛇でからみあっている姿として描かれています。
いずれも男性と女性の身体の象徴で、蛇への古代の信仰が、中国にあったことを表しています。
日本では、弥生時代の頃に蛇への神話が生まれ、男神として有名なのが、三輪山の蛇神です。つまり、イケメンに変身した三輪山の神が登場するのです。
この男神である蛇の神と交わるのが、美しいお姫様です。この美しいお姫様は、イケメンの男神(蛇とは実は気が付かれていない)と交わって子どもを授かるのです。
この蛇の神さまと交わる美女こそ、
龍女であり、女蛇巫と呼ばれる古代の巫女さんなのです。
私は、この神話の流れと登場する女性≒龍女と考え、その女性の痕跡が、今でも女性の中に残っているといろいろな点から考えています。
女性は、皆、龍女だったというこのブログの一つのテーマも、ここから生まれているのです。
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