法雨を降らすカッコイイ龍たち 龍の都へ
こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。
龍といえば、やはり禅宗寺院の龍を思い浮かべる人が多いと思います。そういう私も、初めて龍と出逢ったのが禅宗のお寺でした。
一言で言うと、「凄い!」(まあ、小学生でしたから)
でも、今でも、「凄い!」(ちょっと見方は変わりましたが)
京都には多くの禅宗寺院があります。天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺、これが京都五山と呼ばれる寺院です。
この京都五山、いずれも臨済宗のお寺で、これら以外にも、南禅寺や大徳寺、妙心寺など京都を代表する名刹があるのです。
これら禅宗寺院には、法堂という場所があり、たいていその法堂には、龍が描かれています。
法堂の天井に龍が描かれるのは、龍が仏の教えを守る神将、龍神として考えられてきたことによります。
法堂は、仏教を説き示す場所として、寺院の中で最も重要な場所で、龍はそこを守護する役割を果たしていたのです。
また、龍が雨を降らすといわれることから、法堂に法の雨である法雨を降らす、あるいは、火災より守ってくれるために描かれたともいわれます。
私の好きな龍は、八方睨みの龍で、
龍がエネルギー体を見つける前の姿を彷彿させるシーンだと私は感じます。
この雲龍図も、いい感じです。
さて、これらの禅宗寺院の龍、その姿は、中国から影響を受けた姿で、ここから龍の姿のイメージが出来上がっていき、現代の人々の龍ヘのイメージが出来上がっていったと思います。
見る者を圧倒する龍の姿、その原型のオロチの霊力を受け継ぎ、人々を見守っているのです。
まさに龍の都のシンボルなのです。
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