男の山に龍を観る 大阪北部地震
今回の大阪北部地震では、神社仏閣にも被害が出ました。
枚方では、お寺の門が全壊。歴史的な建物が壊れるのは、心が傷みます。
なかでも、石清水八幡宮では、歴史ある石灯籠が四十基ほど倒れ、人的被害は出なかったものの、大変な損害となりました。
そもそも、石清水八幡宮がある男山は、活断層が作った地形です。
今回の地震で名前が知られるようになった有馬‐高槻断層と京都の西にある西山断層、この二つがぶつかる位置に、石清水八幡宮はあります。
ぶつかる位置だから、盛り上がって、山、男山ができたわけです。まさに活断層という龍がぶつかったイメージですね。
だから、石清水八幡宮の創建の時も、男山が光って石清水八幡宮たそうです。これは、活断層の影響でしょう。
しかも、この石清水八幡宮かある男山の山麓は、三川(桂川、宇治川、木津川)の合流地点で、三つの川は淀川となり、大阪湾へと流れます。つまり、
この地は、水が豊かな龍の地でもあるのです。
古代の人々は、何が(誰が)地震や風水害を起こしているのかが、わかりませんでした。ですから、それを天の龍(天龍)、地の龍(地龍)が起こすのだとして畏敬したのでした。
やかて、龍は龍神として崇敬されたのです。
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