絶景に光を観る 龍の都へ
ガイドしていて、お客様の瞳孔が開き、笑顔になり、テンションがMAXになるシーンがあります。
それは、私のガイドを聞いている時ではなく(笑)絶景に出逢った時です。まさにテンションMAX。
そして、その絶景が、古代の人々が目にしていた絶景だと感じたときは尚更です。きっと、古代の人々も瞳孔が開き、笑顔になり、テンションがMAXになったんだろうな、私も同じだ!
さて、以前にもご紹介した、写真の絶景。山のパワーを感じれる絶景です。
山は、尾根の霊力がある場所、だから、尾根の尾(お)、~の→ろ、霊力は霊(ち)で、おろち
山は、神々がおられるご神域(だから古代の人々は遥拝していた、つまり眺めていた)
山は、生命の源である水を生みだした大地の母
さて、写真に話を戻しましょう。私のお気に入りの景色ですが、もう1度簡単に説明すると
山は四つの位置に分かれています。
まず、奥の右側が比叡山。そして奥の左側の二ツ峰が横高山。あまりメジャーではありませんが、比叡山三塔(東塔・西塔・横川)の横川がある場所です。
その左に、比良山系が見えます。蓬莱山や武奈ヶ岳などの比良山系は、その位置などから古代の人々は、黄泉比良坂(つまりあの世)と見立てました。
手前の右に京都三山の一つ、双ヶ岡。六世紀後半から七世紀前半に作られた古墳が二十四基も存在する京都を代表する古代の丘です。
手前の左に衣笠山。宇多天皇が真夏に雪景色を見たいため白絹をかけたという有名な故事がある山で、「きぬかけ山」とも呼ばれる山です。山頂に磐座がある綺麗な円錐形の山です。
1枚の景色から、いろいろなモノガタリが読み取れます。景色の景は、光を表す言葉です。つまり、1枚の景色の写真には、多くの光があるわけです。まさにそれは観光。
光を観るということです。
さあ、京都の絶景を一緒に見ませんか?龍の都へ 京都ツアー