台風の渦と禍 自然の猛威
こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。
台風、恐いですね。自然災害は、人々にとって、本当に畏怖されるものが、台風や地震、雷や竜巻で実感します。
風神や雷神という神々の象徴として、絵画や彫像に描かれるのも、わかります。
さて
この台風、渦巻きです。渦は、古代から異界へ入り口に現れると、古代の人々は信じていました。
渦の何か、ぐるぐる回っている感じが、巻き込まれる怖さを感じ、また、異界から何か飛び出してくるイメージがあるのではないでしょうか。
そして
この「渦」という漢字、成り立ちが恐いですね。
なんと、流れる水に人の頭の骨&口、想像すると、増水して流れる水に流される人の死体でしょうか。
なんとも悲惨な光景ですね。
災禍の「禍」という文字も、似てますね。この文字も、成り立ちは恐いです。
なんと生贄です。生贄を捧げる台に、人骨。
この禍には、神々からの罰という意味もあるのです、あくまでも古代の人々のイメージでしょうね。
神々の活躍を描いた古事記は、火山や地震、台風などの災害や天変地異で読み解けるという説がありますが、
まさにそうに違いないと私も思います。
また、
古代の人々は、神々の怒りを鎮めるため、生贄を捧げていたとされます。
そういう気持ちを忘れないためにも、
禍
という文字を生み出し、
渦
という場所から来るモノに注意するため
渦
という文字を生み出したと思います。
大きな渦から生み出される禍、何事もなく過ぎ去って欲しいです。