かぐや姫と乙姫 龍の都へ
こんにちは、神社探究家の浜田浩太郎です。
かぐや姫と乙姫、竹取物語の主人公と浦島太郎の主人公、この二人の姫は、私が提案している龍の娘、すなわち龍女の典型的シンボルです。
どちらも見目麗しく、男性を魅了する女性つまり男性の魂を一瞬にして奪う、そんな女性です。
ただ、この二人の姫には微妙な違いがあると思います。それは、陰と陽の違いです。
つまり
・かぐや姫→陰
・乙姫 →陽
です。
この微妙ですが決定的な違いは、物語の方向性に影響を与えています。
つまり
・かぐや姫→五人の公達を振り回す、死者も出る
・乙姫 →龍宮城で浦島太郎をもてなす
でも乙姫と出逢った浦島太郎は、最終的には玉手箱を開いてしまって、おじいさんになってしまうわけですが・・・。ここに、龍女の特徴が表れている気がします。
いずれにしても、かぐや姫と乙姫は、異性を夢中にさせる存在であり、私はこれを龍女と呼んでいます。
ちなみに、かぐや姫の伝承は南九州から京都へ、乙姫の伝承は丹波つまり京都(京都府北部)へと、いずれも京都に関係しています。
まさに、それは龍の都だからだと私は思います。
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