恋の結びの登龍門 祇園祭 龍の都へ
祇園祭後祭で人気なのが大船鉾ですが、私としては、鯉山がオススメ。
鯉山?
そう、あの登龍門の鯉山です。
登龍門は、突破すべき成功へといたる難しい関門のことですが、
実際の登龍門つまり竜門の滝は、中国の黄河、壺口瀑布の上流にあります。そして、その壺口瀑布は、陝西省と山西省の境界上にあります。
鯉が滝を登り、龍となる そこが龍門
京都で鯉といえば、松尾大社の神々の伝承が知られていて、以前ブログにも書きましたが、
神々も乗られる鯉であり、その鯉が成ったのが、龍つまり神だと思います。
龍つまり神で、龍神です。
鯉山の鯉は、あの左甚五郎が彫ったとされる鯉、まさにオススメの鯉です。
鯉山は、その位置も偶然にしては面白い位置にあります。室町通を黄河と見立てると、
函谷鉾(前祭)との位置関係です。
函谷鉾は函谷関ゆかりの鉾、そして鯉山は竜門の滝ゆかりの山
山鉾図は、前祭・後祭の両方の山鉾を掲載しています。鯉山は、後祭で室町通の北から三つ目の山です。(函谷鉾は前祭の鉾で、四条室町東です)
ちなみに鯉山は、縁結び、恋結びのご利益がある山、その縁結びは、神々とのご縁です。
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